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浴室リフォーム  解体工事・下地作成

 こんにちは。
有限会社 比田井工業の比田井義憲です。

 前回はリフォーム工事の事前調査についてお伝えしました。
続きまして今回は、リフォーム工事中の施工内容についてご報告します。

1・「下地」とは何ぞや?

 まずはサブタイトルにのせてある「下地」作成という言葉についてご説明します。少々面倒ですが軽く聞き流してもらえればと思います。

 簡単に説明しますと下地とは「家の柱や土台などの構造体ではなく、壁の呼び方」となります。
一般的な仕上げ材である壁紙、塗料などを張ったり塗ったりする場合に、仕上がり方に大きな影響を与えるのが「下地」と思っていただければと思います。いくつか代表的な種類をあげるとモルタル下地、石膏ボード下地、木下地などがあります。
 そして、その各下地にはそれぞれ以下の特徴があります。

 ①モルタル下地:主に砂とセメントを混和した材料。少しずつ͡コテを使ってぬって仕上げます。
 ②石膏ボード下地:石膏と呼ばれる材料を薄く延ばしてかためて、表面に薄い紙を張り付けた材料。
 ③木下地:木でできている板など。有名なのはベニヤがあります。

このように、それぞれ呼び方が異なり、材料を使用する場所や条件などによって選択肢が変わります。
例えば、雨に濡れる場所はモルタル下地がいいねとか、家の内部の壁紙を張る下地には石膏ボード下地がいいねなどです。

2・解体工事

まずはリフォームと言えば解体工事からですね。
それもそのはず、出来上がっているものを撤去したり、取り壊したりしなければ前と変わらないですね。なので慎重に進める解体工事はとても大事な工程です。
 

①入口正面から見た壁

 正面左側にあった洗面器を取り外しました。これが無くたっただけでもかなり見た目がスッキリしました。洗面器の下には給水管が見えますね。確認したところ、取り出し部分は塩化ビニール管でした。途中茶色くなっている部分あたりから鋼管という金属製の材料になっていました。内部を確認したところ、サビが内部で拡大し水圧を下げる状態になっていました。サビがとれて、水栓器具に流れていき途中で詰まることもありうるので撤去できてよかったです。
 また洗面器があることにより、シャワー付き給水栓の位置も右側に寄っているのが確認できます。これでは使いずらいと思いますのでなるべく中心の方へ移動したいと思います。
 

>②左側の壁

 左側にあった木製の棚を撤去しました。既存の壁の上に新しい軽カル板下地を張るので壁際スレスレまで撤去しました。
下に洗面器の設置跡がありますが、その上の壁が一部しわになっています。これは表面のモルタル壁がしっかりとくっついていない状態でした。なので、後日この部分は撤去してました。
 

3.下地工事

 解体工事が終わると、今度は下地作成工事となります。冒頭で下地とはどのような工事なのか簡単に説明しましたが、今回は既存の壁の上に新しい下地を増し張りする施工方法をとりました。増し張り用として用いたのは一般的には「軽カル板」と呼ばれている材料です。この軽カル板の特徴は、多少の水に濡れても腐食しない、火に強いなどの特徴があります。その軽カル板を増し張りしていくのですが、増し張りとは「既存の壁の上に新しい材料を張る」とういう意味です。

 

>①左側の壁

 既存の壁に軽カル板を増し張りした状態の写真です。左側に換気扇がありますが、以前ならその下に配線がむき出しとなっていたのが無くなっているのがわかります。そして、右側の壁に注目すると表面がグレー色になっているのが確認できます。これは以前紹介した防水材「リボール」をあらかじめ塗ってから軽カル板を張ったからです。
 このリボールはとても性能がよく、使用勝手も良好です。水性であり、臭気も気にならず、表面にタイルなどの仕上げ材を直接張ることも可能です。特に、居住者がいる環境の場合は最適と呼べると思います。余談ですが、以前下請けとして、マンションの浴室リフォームで壁にタイルを張ったのですが油性の防水材の上に「トンボ」と呼ばれるフックをつけてからラス網を張りモルタルを塗ってからタイルを張りました。密閉された浴室の空間のなかで油性の防水材の臭気はものすごく、作業していると途中休憩しながらですが頭がフラフラしてくるのです。本当にこれには参りました。案の定、元請けさんにはそのマンションの住人から夜にクレーム電話がきたみたいです。
 今回はリボールを使用したのでその臭気には困りませんでしたが、ほんと在宅の現場の場合は臭気には気を配らないといけませんね。

②入口正面から見た壁


 シャワー付き水栓器具を撤去して、止水栓を付けた状態です。この写真も既存の壁の上に新しい軽カル板下地(厚み12ミリ)を張りました。そして念には念を入れて防水材のリボールを塗りました。

ここで一つクイズです。依然と比較してどこか違う雰囲気がありますがどのあたりでしょうか?
ぱっと見ですがわかったような、わからないような。ただ給水管と給湯管の止水栓がついているだけだなと思いますね。
「いやいや壁についていた止水栓は他にもあったけど見えなくなった。」「配管が見えなくなっているぞ」

こうした答えだと思いますがいかがでしょうか?

答えを述べます。「給水栓と給湯管の位置が反対になっている。」が正解です。
一般的には右側に給水管、左側に給湯管があります。しかし今回は給水管が左についています。
 そしたらシャワー付き水栓器具は利用できないのでしょうか?
そんなことはありません。逆配管用のシャワー付き水栓器具も販売されているのです。その器具の製造メーカーは「カクダイ」という会社です。
 ほんと現場の痒い所に手が届く製品を用意してくれているので、現場サイドとしては感謝感激です‼ありがとうございます。
そのような状態の下地写真です。ご理解いただけますと幸いです。

今回は解体・下地工事について説明しました。この解体から下地工事の工期は約5日ほどかかりました。防水材の臭気もひどくなく(多少ですがにおいはあります)作業期間中は入浴可能でした。

床工事であれば2日くらいは入浴できない期間がありますが、壁の場合はすべてとは言えませんが入浴可能の選択肢も御用意できます。
もし既存の壁にタイルを張りたい、防水材を塗りたいというご希望があるのでしたらご連絡いただけたらと思います。

以上、長くなりましたが今回は解体下地工事についてお伝えしました。次回は仕上げ工事についてご報告したいと思います。
ご一読いただきありがとうございました。

失礼します。

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