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浴室リフォーム  床工事・完成まで

 こんにちは。
有限会社比田井工業の比田井義憲です。

 前回は、浴室リフォーム工事のタイル工事・塗装工事についてお伝えしました。
引き続き今回は、床工事、完成までの内容についてご報告します。

1・床工事

 床の仕上げについてですが、今回は仕上げ材にタイルを用いないで浴室床リフォーム専用床材「あんから」という製品を利用することになりました。この製品は既存の床タイル、FRPなどの下地の上に張ることができるリフォーム用の仕上げ材です。
その特徴をあげるといくつかあります。
1・衝撃を緩和:衝撃吸収に優れさらっとした浴室用のシート
2・水はけがよく滑りにくい:エンボス効果
3・温かい:断熱性にすぐれているのでヒヤリしない

 この製品の優れているのは、近年多く騒がれている浴室でのお年寄りなどの転倒事故や冬場などの冷たい床のタイルなどの不快感を解消することができることです。 
 そのようなわけで今回のお客様にはこの「あんから」をお勧めしました。

 実際に体験してもらうと感じますが、とても柔らかくて気持ちいいです。ほんと、これなら冬場にお風呂にはいるのが嫌ではなくなります。床タイルでも冷たさを軽減した「サーモタイル」という製品がありますが、個人的にはやはりタイルの冷たさは解消できるとは難しいです。TOTOでのユニットバスで「ほっからり床」という呼び名の製品がありますが、それもとても気持ちがいいです。メーカーいわく「たたみの上を歩くような感覚をめざした」ということもあり、さすがとうなずきますね。もちろんこの「あんから」もとても負けず劣らず優れていると実感しますし、個人的にも自宅で使用したいと思っています。
 

①床排水工事

 床下地工事をする前には、まず排水管工事をします。いままではスノコの下のコンクリートに浴槽が乗っかっている状態でした。そして浴槽の湯水はコンクリートの床を流れ、スノコ下の洗い場床左手前にある排水口に流れていました。現状のままでは洗い場の床に新しくコンクリートを敷き詰めると排水は途中でつまり流れていきません。なので今回は新しく浴槽下と洗い場にそれぞれ排水口を設置することにしました。
 写真を見ると、まずシャワー付き水栓器具下側に新設した丸い排水口があります。これはステンレス製の「I型ワントラップ」と言います。このワントラップに洗い場の湯水を流れるようにしました。
 次に浴槽の湯水は、浴槽下に新設した排水口に集めて流れるようにしました。ちなみに写真では浴槽そばに白い板(軽カル板)があります。そしてわかりずらいですが、その板の下にはモルタルで土手のように浴槽下の排水が洗い場側流れてこないようにふさがれています。
 また、既存の床と排水管の上に敷いたモルタルとは色合いが違うのが確認できます。これは、既存の床コンクリートを電動ブレーカー(はつり機)で壊し、新しく50ミリの配管を浴槽下にまで延長し、その上に保護用のモルタルを打設したからです。これで浴槽下の湯水は、洗い場には流れてきません。
 こうして洗い場の湯水は新設したワントラップに集まり流れて、そして途中で浴槽下の湯水に合流して、今まで使用していた排水口に流れていくようになりました。

>②床下地の作成

 排水工事が完了しいよいよ床下地にかかります。写真をみていただくとわかりますが、砂利を敷き詰めてその上に5センチ程度の厚みでモルタルを流し込みます。その時、モルタルだけでは強度が不足して不同沈下したりする可能性があるので、鉄筋を敷き詰めモルタルの強度を高めます。これで安心して長年使用できるはずです。

 
 砂利を敷き詰めその上に下地用のモルタル(セメント・砂の混和材。不燃材、水にも強い)を敷き詰めならしました。この時、排水口に湯水が流れていくように水勾配をとっておくのがとても大事です。途中で水が溜まってしまったり、水勾配がきつくて急傾斜であってはいけません。そして翌日には、下地調整材を塗り接着剤が密着するように細かな穴をふさぎ、水勾配の確認調整をしました。

③床仕上げ工事

 床に「あんから」を貼りました。四隅にはコーキングで水が差し込まないようにきっちりと充填してあります。ピンクの壁タイルととても合いきれいですね。

2・浴室リフォーム完了

 最後に、鏡(防食・曇り止めつき)とシャワーフックを壁に設置しました。これで工事は完了です。途中、床下地工事後に雨が一日降りましたが、工期は予定通りの10日で完了しました。出来上がったのを見ると、ほんときれいになってよかったなと実感がこみあげてきます・・・・・・。

 以上、長くなりましたが4回に分けて在来工法「浴室リフォーム工事」の内容についてお伝えしました。いかがだったでしょうか?
個人的には85点の出来栄えだと思います。マイナス点は、「時間がかかりすぎたこと」「お客様がお風呂に入れない日があ3日ほどあったこと」などです。

 お客様に工事完了後お茶をいただきながらお話をしていたところ

 「想像していた以上にきれいになってとてもうれしい」

と満足であるというお言葉をいただきました。
ほんとお客様からほめていいただくのが職人にとってはお金には変えがたい尊いものがあると思います。

 「若いころにはできなかったことが、年を重ねた今ならできる」という言葉をたまに耳にしますが、工事施工技術に関しても日々観察、実行、反省、の繰り返しによって、年季を重ねたいまだから提供できることがあると思います。
 常に日ごろから新しいことに挑戦して、お客様に対して地道にサービス(付加価値)を提供できればと思います。
 
長くなりましたが以上で浴室リフォーム工事の報告を終了します。
ご一読ありがとうございました。  

失礼します。

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